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インタビュー1

―じゃあ流れで、NEWアルバムもそっちの方向でって話にはならなかったの?

コウキ そういう風なアイデアも考えましたね。1枚通してそっちの方向でガラッと変えてみようかと。

ショウ もっと振り切らないとダメかな?とも思ったり。

コウキ でも、やっぱり自分たちがライヴで演奏することを想定した時に、そっちの方向で丸々1枚出来るんですか?ということに気付いてしまって。自分たちにはそれは出来ないなと。

ショウ 『JOY JOY JOY』『SEXY BODY』を出して、「OKAMOTO’Sらしくていいね。」と言ってくれる人たち。そう言われるということは俺たちも自分たちらしさを、その曲の中に出してしまっている事だと思うんですよ。自分たち的には振り切ったつもりでも、そこまで自分たちの色を殺せなかったというか。

レイジ 結局、振り切り切れてなかったってことだよね。

ショウ うん、そういう意味で言うとね。

ハマ そこは振り切り切れないんですよ、どれだけ頑張っても。俺らが意図しているところの次元と違うところなんだなと。

コウキ そんなキラキラしたギターはやっぱり入れられないな、と思ったり。

レイジ 俺らは、根っこが違うところに生え過ぎ。

ハマ それが実感出来た事によってアルバム全曲そっちの方向ではなくて、曲がよくメロディーがいいもの。今回はその2枚のシングルで俺らに興味持った人たちがアルバムを買ったときに、「シングルが気に入って買ってみたけど、全然ほかの曲はそんな感じじゃないじゃん。でも、ほかの曲も凄く良いよね。」と思わせる必要があるなって思ったんです。アルバムの曲を全部4つ打ちの方向にしないのであれば。音楽的に、楽曲的に説得力があるものじゃないとダメだと思いましたし。一方で、ずっと応援してくれている人たちにとっては結構不安だったと思うんですよね、その2枚のシングルを聴いたら。

―「変わったね。」って言った人が思ったほど多くなかったって言ってたけど、俺は「変わったね。」って思ってる人は実際多くいると思ってて。これから「OKAMOTO’Sどうなるんやろ?」みたいな。

レイジ 実際ファンレターでも凄く書かれていて。

コウキ 「大人にやらされてるんですか?」と書かれていたり。

ハマ でもそれって、ある意味信じてくれているということなんですよね。「あなたたちの今までのことを考えると、どう考えたってそっちじゃないはずでしょ?」っていうメッセージでもあるから。