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インタビュー1

―前回のアルバム『OKAMOTO’S』は、その時点でバンドとして凄く充実した状態で作られた作品だった訳やけど、それに続く今回のNEWアルバム『Let It V』は制作するにあたって明確なヴィジョンって見えてたのかな?

ショウ ヴィジョンが見えてきたのは、ずいぶん後の方ですね。『OKAMOTO’S』をリリースしてツアーを廻っていて、そのツアーが終わったら次のシングルをリリースしたいなと考えていて。『OKAMOTO’S』も自信作だったし、ツアーも手応えを凄く感じながら廻れていて。で、ツアー後半で次のシングルにしようと思っている曲を、レコーディング前だけどまずはライヴでやってみたいよねって話をしていて。「俺たち次なにやったらより凄くなるかな?」ということを考えていたんですね。どうすればもっとライヴの景色が盛り上がるか?圧倒的にライヴで盛り上がる曲が欲しかったんですよね。誰もが聴いたら文句なしで踊れる。そんな曲をどうやって作るかという事を話していたのですが、フェスやイベントでいろんなバンドを観ると、4つ打ちビートを使っているバンドが本当に多いよねって。それだけ今の時代にマッチしたビートではあるけれど、「でも、いまそればっかりってどうなの?」と思ったり。そこに乗っからず、出来るだけ4つ打ちを使わずしてやれた方がバンドとしてカッコいいと思っていたし、そういう姿勢でずっとやってきた部分はあったのですが、「ここらで1回そこ挑戦してみない?」と。で、出来たのが『JOY JOY JOY』。4つ打ちのビートで。さっきも言った通り、いいツアーが廻れていたので『JOY JOY JOY』がなくてもいいライヴをやってこれていたし。そんな状況の中で、大阪公演で初めて『JOY JOY JOY』を披露したんですよ。

―そん時のお客さんの反応は?

ショウ ライヴで新曲を披露すると大抵はじっくり聴き入ってくれる感じの反応なんですが、『JOY JOY JOY』は曲が始まった瞬間からえらい盛り上がっちゃって。笑っちゃうくらい。ライヴの中でも1番盛り上がったんじゃないかな、と感じるくらい。

―そん時って、どんな気持ちだった?それまでは4つ打ちは拒んでた訳やん?それがそんな盛り上がっちゃって。

ハマ まぁでも、そういうものを作ろうとして作りましたからね。そうなる為にやったので。思惑通りだなって意識と、やっぱりそうなるかという。極端な2つの感情がありましたね。